ホームケア
虫歯・歯周病予防でもっとも基本となるのはプラーク(歯垢)のコントロールです。つまり、口内の細菌の塊を制御する正しいブラッシングを継続して行うことにより歯を健康に保つことができます。すぐに効果が出るわけではありませんが、長い目でコツコツと行うことで、必ず歯を長持ちさせることができます。口腔衛生のプロである歯科衛生士のアドバイスを受け、正しいブラッシングを身に付けていきましょう。
ブラッシングのポイント
歯ブラシの毛先を磨くポイントにしっかりとあてます。あまり力を入れすぎず、軽く磨きましょう。
歯ブラシは小刻みに動かします。
1ヶ所あたり10回~20回程度磨くことでキレイになっていきます。
プロフェッショナルケア(PMTC)
プロフェッショナルケア(PMTC)では、専用の機械とペーストを使用して歯の専門家が患者さんのお口のクリーニングを行います。普段の歯磨きではなかなか届かない奥歯や歯の裏側、また歯と歯の隙間の汚れをしっかりと取り除くことで虫歯や歯周病を予防します。また、当院ではご希望の方へエアフローと呼ばれる機器を使用し、微細なアミノ酸の粒子を歯の表面に吹き付けることによってコーヒーやタバコのヤニなどによる着色汚れを落としていきます。このように、PMTCでは歯の着色(黄ばみ)に加えて口臭予防の効果もあり、治療後はとても清々しい気分になるため、患者さんから好評をいただくおすすめの診療メニューでもあります。
PMTCの流れ
手順1.唾液の採取
洗口用水でお口をすすいで頂き、その液を検査システムにてチェックします。虫歯リスク、歯周病リスク、口臭を調べていきます。
手順2.歯と歯の隙間と歯面の清掃
ジェット噴流のエアフローや、研磨ペーストを塗布し、専用のチップやブラシで清掃し、歯磨きで落ちない歯石や着色などを取り除いていきます。
手順3.歯面の磨き上げ(ポリッシング)
歯面研磨材を塗り、光沢が出てつるつるになるまで優しく丁寧に歯面を磨いていきます。
手順4.歯仕上げのポリリン酸塗布
最後の仕上げとして、抗菌作用と歯の再石灰化を促す作用のある「ポリリン酸」を全体に塗布して終了です。また、必要に応じて適切なホームケアをご提案し、口腔内の清潔な環境を維持します。
バクテリアセラピー
スウェーデン式の予防医療。優れた善玉菌を体内に補給し、悪玉菌の力をおさえこんでいこうという取り組みです。口腔内環境だけではく全身の疾患の予防につなげていきます。
定期検診のすすめ
ここまでの説明にあった通り、生涯を通じて健康な歯を保つためにも、歯科医院とご自宅両方での予防管理がとても重要となります。
特に、治療後の患者さんはお口の衛生状態を良好に保つため、患者さんのご希望やお口の状態によって3ヶ月・6ヵ月ごとに定期管理を行うことをおすすめしております。